NRF24L01のアダプタを作ってみた!接続が途切れなくて、安定動作します。

前回NRF24L01を使ってラジコンカーを作ったみたのですが、3分に1度ぐらいのペースで、接続が途切れてしまいました。

今回は、そんな状況を打破すべく、NRF24L01 安定化アダプタを作ってみました。

しかし、NRF24L01のアダプタというのは、上の写真のような製品がすでに存在します。

しかし、こちらの商品なのですが、なんだかあまりスマートではないですよね?(サイズが大きい!)

ということで、今回紹介するのが、こちらの自作NRF24L01安定化アダプタです。こちらのアダプタには、以下の機能があります。

  • 動作電圧を5Vにする、3.3Vレギュレーター
  • ノイズ除去用の10μFコンデンサー
  • 電源確認用の赤色LED
  • 逆接続防止回路
  • ブレッドボードへの接続可能

こんな感じです。

市販品のモジュールは、大きくて、逆接続防止回路が付いておらず、ブレッドボードに刺して使うことが出来ないので、今回作ったモジュールはその点が優れています。

実際に今回作ったモジュールを使ってみると、3.3Vレギュレーターとコンデンサーのおかげで、通信が途切れにくくなりました。

具体的には、今回のモジュールなしの場合だと、3分に1回は通信が途切れていたのが、近距離で使用している間は、1度も途切れることがありませんでした!

コンデンサーやレギュレーターの効果は、私の想像よりも相当大きいようです。

製作手順① 表面実装基板を発注

まず初めに、KiCadを使って基板を設計しました。

表面実装基板を設計するのは初めてだったので苦労しましたが、なんとか完成させました!

そして、設計した基板を”JLCPCB“に発注しました。値段は、5個で送料込み約500円

安すぎます!!!

注文からだいたい10日ぐらい後に届きました。

で、実際に届いたのがこちら!

JLCPCBを利用するのは2回目なのですが、500円とは思えないほど品質が良いです

製作手順② 表面実装部品のはんだづけ

次に表面実装パーツを秋月電子通商で購入しました。

購入部品リンク
三端子レギュレーター 3.3V250mAhttps://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-15649/
チップ積層セラミックコンデンサー 10μFhttps://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13161/
赤色チップLED 1608https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-11879/
金属皮膜チップ抵抗器 1608 1kΩhttps://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-11790/
ショットキーバリアダイオード 30V2Ahttps://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-16304/

全部で約1000円でした。

次に、表面実装部品のはんだづけをしていきます。

はじめに、基板にクリームハンダを塗っていきます。

クリームはんだを塗っていくのは、少し難しいです。失敗したら、ティッシュなどで拭き取って再チャレンジしてください。

上の商品のように、注射型のクリームハンダだと、はんだの量が微調節できるので、かなりやりやすかったです。

ただ、あらりきれいに塗らなくても、熱することで勝手に位置が修正されていくので、ある程度は大丈夫です。

ただ、半田の量が多すぎると、となりのところとくっついてしまうので、量には注意が必要です。

はんだを塗り終わったら、ホットプレートで加熱します。

念のためにアルミホイルをひいた上に基板を置きました。

それでは、加熱開始!

本当は、予備加熱というものが必要なのだそうですが、今回は最初からMAXパワーで加熱します。(あまり良くないかもです)

はんだが溶けてきたら、基板を慎重に取り出します。ここで動かすと、部品がずれてしまうので慎重にです。

最後に、作った基板にnrf24l01とピンヘッダをはんだづけします。

完成!!!

まとめ!

今回初の表面実装モジュールを作ってみて、とても勉強になりました。

今回も、うまく行かないことがたくさんありましたが、そんなトラブルも含めて電子工作は、やっぱり楽しいです!