皆さんは”トランジスタ技術”という雑誌はご存じですか?
電気・電子の分野に興味がある方は、一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか?
”トランジスタ技術” 通称『トラ技』は、CQ出版社が発行する電子工学専門誌で、1964年からの創刊で50年以上の歴史があります。
さらには 、”トラ技ジュニア”という、学生・新人エンジニア向けの雑誌を無料で配布しています。ジュニアとは言いつつも、内容は本格的で難しい!
今回はそんな”トラ技ジュニア”の読者プレゼントに当選して Raspberry Pi Pico をいただいたので紹介していきます!

ことの発端は今年7月。学校に配布されていた、2022年夏号「自走ロボ製作の肝! リチウム・イオン電池」を読んでいました。読者プレゼントって、「ど~せ、当たらないんでしょ!」と思っていました。
しかし、今回の読者プレゼントは…ラズパイピコ。
欲しい!ということで、応募してみました。
そして、5か月後の12月 SwitchScience から、「ラズパイピコを発送しました」とメールが来ました。
え?!注文してませんけど?
はい。完全に忘れていました。

ということで、Raspberry Pi Pico をゲットしました! いただきました。
トラ技ジュニア様、SwitchScience様ありがとうございます。
ラズパイピコは、RP2040マイコン搭載で動作周波数 133 MHz。
なんと、Arduino Uno の8倍の性能です! スゴイ!!!
※Arduino Uno は16MHz

こちらが、ピン配置です。が、ここで1つ文句を言わせてください。
GNDピン多すぎませんか?
というのも、GNDピンを減らせば、縦方向をもっと小さくできるではないですか!
と、思うのですがGNDピンが多い理由でもあるのかな???
Raspberry Pi Pico には、さまざまな開発環境があります。
Thonny(MicroPython) | Arduino IDE(C / C++) | Visual Studio Code(MicroPython) | Web Serial API (MicroPython) |
---|---|---|---|
ネット上の情報が多い(簡単) | プログラムの速度が速い | 使い慣れた環境で開発できる | ブラウザで開発できる |
初心者の方はThonny、C / C++ で開発したい方はArduino IDE で良いと思います。
まあ、好きなもので開発するのが一番です!

プログラミングの基本は”Hello World“。
電子工作の基本の”Lチカ”。ですよね!
import machine
import utime
led = machine.Pin(25, machine.Pin.OUT)
while True:
led.value(1)
utime.sleep(1)
led.value(0)
utime.sleep(1)
こちらが、Thonny(MicroPython)の”Lチカ”プログラムです。
Thonny(MicroPython) | Arduino IDE(C / C++) |
---|---|
import machine | #include <Arduino.h> |
import utime | #include <Arduino.h> |
なし | void setup() {} |
led = machine.Pin(25, machine.Pin.OUT) | pinMode(25, OUTPUT); |
while True: | void loop() {} |
led.value(1) | digitalWrite(25, HIGH); |
utime.sleep(1) | delay(1000); |
led.value(0) | digitalWrite(25, LOW); |
MicroPythonとC / C++を比べるとこんな感じです。
MicroPythonは ; や {} がない分シンプルになっているような気もします。
まずは、トラ技ジュニア様、SwitchScience様本当にありがとうございます!!!大切に使わせていただきます。
これからは、ArduinoだけでなくRaspberry Pi Picoもたくさん使って、いろいろな作品を作っていきたいと思います!